CONCEPT
いちまるパン教室、3つのコンセプト
1.「あなた好みのパン」を焼く
2.「おいしいパワー」を大切にする
3.「居場所」をつくる
略して「あ」「お」「い」です
(当教室のイメージカラーではありませんが、個人的に好きな色ではあります)
「あなた好みの」パンを焼く
いちまるパン教室では、「上手に」パンが焼けることよりも、「あなた好みの」パンが焼けることを目標にしています。
え?
上手に焼けないと、好みのパンにならないでしょ?
いえいえ、そんなことはありません。
そもそも、「上手に焼けたパン」って、どんなパンでしょう?
たとえば、
朝から行列のできる人気ベーカリー
有名シェフの高級ホテルブレッド
SNS映えする華やかなパン
…など、美しさとおいしさを併せ持つパンは山ほどあります
それらは原材料、工房、設備機器、製パン技術、パッケージ…どれをとっても
「全てが完成されたパン」
であり、
「上手に焼けたパン」
です。
でも、だからって
毎日、食べます?
と、聞かれたらどうでしょうか。
つまり、
値段が高い
お店が遠い
近所で似たようなの売ってそう
原材料は?
カロリーが気になる
…など
どれだけ上手に焼けていようが、毎日のように食べ続けるとなると、しんどい気もします。
もちろん、すべてクリアしたパンに出会えれば問題解決なのですが…。
そういった点をふまえて、当教室では、
『お店に負けないおいしさで(上手に焼けるに越したことはないが)、あなた好みのパンが焼けるようになる』
お手伝いをさせて頂きます。
今や、パンは素人でも焼ける時代です
少し極端な言い方になりますが、
「もはや大抵のパンは、素人にもおいしく焼ける時代が来ている」
と、私は考えています。
だから自分で焼きましょう!
……とまでは、申しません。
パンなら大抵焼けるとは言え、必要な道具や技術は一応ありますので。
ただ、自分で焼くかどうかは別にして、
「自分でも焼ける」という「選択肢」を持っておくこと
これは、今後あなたの食生活において、本当に心強いことです。
甘さひかえめか、無糖か。
減塩にするか、無塩か。
バターか、マーガリンか。
ドライイーストか、自家製酵母か。
ライ麦や全粒粉を入れるか。
小麦か、米粉か。
どこで買うか。
お金をかけるか、節約するか。
自分でパンを焼けるということは、これらを全て自分で決められるということです。
パンは主食ですから、食生活に占める割合も多いです。
食パンやクロワッサンに使う砂糖やバターの分量が頭に入っていれば、市販品のカロリー計算もしやすくなり、ダイエットにも役立つでしょう。
このスキルは、身につければ一生モノです。
最後にもう一度。
いちまるパン教室では、
気が向いた時に、自信をもって、楽しく、「あなた好みの」おいしいパンを焼けるように
全力でサポートいたします。
「おいしいパワー」を大切にします
「おいしいパワー」とは、人が何かを食べて「おいしい!」と感じた時に自然に湧き上がってくるエネルギーの事です。
説明しやすいように、名付けてみました。
「今の私があるのは、おいしいパワーのおかげ」
と言えるほど、大切にしています。
そこで、2つ目のコンセプト「おいしいパワー」について、私がパン教室をはじめるきっかけとなったエピソードを元にお話しさせて頂きます。
思いがけず、人の一面を知る
パン焼きにハマり、自作のパンを周囲の方におすそ分けするようになった頃のこと。
ある女の子(Aちゃん/当時小6)から、パンの感想が書かれたメモを頂きました。
『かわいくておいしかったよ(^^)』
Aちゃんは、とても物静かな女の子です。
私は直接お話したことが無く、Aちゃんの様子は全てお母さんが話してくださいます。
聞けば、パンと一緒に沿えた手書きのPOPカードも、机の引き出しに大切にしまっていたそう。
もしパンのご縁が無かったら、私にとってAちゃんは「物静かな子」のまま。
これは、「気持ちを伝える方法は、言葉だけじゃない!」と強く実感した出来事でした。
会社でチームワークの一助に
夫の勤め先で会議がある時、たまにパンの差し入れをします。
休憩の試食タイムが、社員同士の円滑なコミュニケーションに一役買っているのだそう。
おかげで(?)夫が紙袋を下げて出社すると、バンザイして顔が綻ぶ社員さんもいるのだとか。
私が社員の皆さんとお会いしたことは一度も無いのですが、社員さんのお子様からパンの感想を頂いたり、チーズ系が食べたいとリクエストがあればお応えしたり…と、面白い関係になっています。
「おいしいパワー」の成せる技
こういったご縁は、ほぼ全てパンのおかげです。
「よかったらどうぞ!」
と手焼きのパンをAさんに差し上げるとします。
すると、次にお会いした時のAさんは、パンの感想はもちろん、そのご家族の感想、食べた時の様子、他の人への宣伝まで(〇〇さんが焼いたパン、おいしいの!など)…楽しそうにどんどんお話してくださいます。
この事に、私はカルチャーショックに近い感動を覚えました。
なぜなら、相手から情報を得るには、こちらもそれなりの情報を提供するのが当たり前だと思っていたからです。
手焼きのパンが、口下手な私の代弁者になってくれました。
私の中では少しずつ仲良くなってやっと伺えるようなレベルの会話が、パンがある事で自然に弾む。
これが、「おいしいパワー」の成せる業です。
おいしいパンに出会ったら、
「食べてみて!」
と、おすすめしたくなりませんか?
お子さんの焼いたパンがおいしかったら、
「すごい!」
と、誇らしい気持ちになりませんか?
あなたが焼いたパンで
「お店みたい!」
と、食べた人に喜んでもらえたら、嬉しいですよね。
友達や家族に食べさせてあげたい!
うちの子すごい!
喜んでもらえた…嬉しい!
こんな風に自然に湧き上がる「おいしいパワー」を、ぜひ当教室で感じて頂きたいと考えております。
「居場所」をつくる
いちまるパン教室にいらっしゃるお客さまには、おたがい肩ひじ張らずに気持ちよく過ごせるよう、
『 親しい友人と、数年ぶりに再会するような気持ちでお越しください 』
とお伝えしています。
居場所。
これは、私自身がずっと欲しかったものです。
パンと直接的な関係はありませんが、当教室2つ目のコンセプトである「おいしいパワー」と深い関わりがあります。
なぜ、パン作りが居場所になるのでしょうか?
私の答えは、「つながりが生まれるから」です。
私には、パン作りの他にもいくつか趣味があります。
しかし、どれもほぼ自己満足というか、時間をかけた割にいまいち達成感に浸れず、他と比べて勝手に劣等感を抱き、続けるほど無力感や焦燥感にかられるような感覚にも陥りました。
いくらやってもポツンとした「個」のまま。
今思えば、どれだけ没頭できても、結果を分かち合える仲間がおらず寂しかったのかなと思います。
その点で、パン作りは違いました。
パン作りを通して、身近な人とのつながりが自然と増えました。
手焼きのパンと自分を中心に、ふんわりと輪ができるイメージです。
私はこの「輪」を大きくしたいな、と思いました。
大きく広がった輪の中で、
ポワッ、ポワッ・・・
と、少しずつ小さな輪が生まれていくのが理想です。
私にとって、この「輪」が「居場所」です。
家庭、職場、学校、習い事…
図書館、公園、ジム、カフェ…
居心地の良い場所は人それぞれ。
ぜひあなたの「心の拠り所となる居場所」を、いちまるパン教室で見つけて頂きたいと思っています。
いちまるパン教室は、1レッスンで1~2組様までの少人数制。
自宅スペースを利用した小さな教室という事もあり、所在地はお客さまだけにお伝えさせていただきます。
あなたのペースで踏み出す一歩を、いちまるパン教室へ。
心よりお待ちしております。